海外から外国人材を招聘する方法|技人国ビザの認定申請ガイド
海外にいる外国人材を日本の企業に招聘するには、まず日本側で**在留資格認定証明書(COE)**を取得し、それをもとに現地の日本大使館・総領事館でビザ(査証)を取得するという2段階の手続きが必要です。本記事では、この認定申請の流れを詳しく解説いたします。
参照元: 出入国在留管理庁「在留資格認定証明書交付申請」
認定申請の全体フロー
| Step | 内容 | 所要期間 | 場所 |
|---|
| 1 | 採用決定・雇用契約締結 | — | 企業 |
| 2 | 必要書類の準備 | 2〜4週間 | 企業・申請者 |
| 3 | 在留資格認定証明書交付申請 | 1〜3ヶ月 | 日本の入管局 |
| 4 | 認定証明書を海外の申請者に送付 | 1〜2週間 | 郵送・EMS |
| 5 | 現地の日本大使館でビザ申請 | 1〜2週間 | 在外公館 |
| 6 | 来日・入国 | — | 空港 |
| 7 | 在留カードの受取 | 入国時 | 空港 |
注意: 認定証明書の有効期限は交付から3ヶ月です。この期間内に入国しないと無効になります。
申請者は誰か
認定申請は、**申請者本人(海外在住)**が直接行うことはできません。以下の代理人が日本国内で申請を行います。
| 代理人 | 備考 |
|---|
| 雇用する企業の職員 | 最も一般的 |
| 行政書士 | 申請取次の届出をした行政書士 |
| 弁護士 | 申請取次の届出をした弁護士 |
カテゴリ別の必要書類
カテゴリ1・2(大企業)
| 書類 | 備考 |
|---|
| 在留資格認定証明書交付申請書 | 所定様式 |
| 証明写真(4cm×3cm) | 申請者のもの |
| 返信用封筒(簡易書留分の切手貼付) | 結果の受取用 |
| カテゴリを証明する書類 | 四季報の写し又は法定調書合計表 |
カテゴリ3・4(中小企業)
上記に加えて以下の書類が必要です。
| 書類 | 目的 |
|---|
| 雇用契約書の写し | 報酬・業務内容の確認 |
| 雇用理由書 | 採用理由と業務の関連性 |
| 申請者の卒業証明書(日本語訳付) | 学歴の確認 |
| 申請者の成績証明書 | 専攻内容の確認 |
| 登記事項証明書 | 法人の実在確認 |
| 会社案内 | 事業内容の確認 |
| 決算書の写し | 財務状況の確認 |
| 所属機関の代表者に関する申告書 | 2026年4月〜新設 |
| CEFR B2言語能力証明(対人業務の場合) | 2026年4月〜新設 |
海外からの招聘で追加的に必要になることがある書類
| 書類 | 内容 |
|---|
| 申請者の履歴書 | 職歴を含む経歴 |
| 在職証明書(前職) | 実務経験の証明 |
| 資格証明書 | 保有資格の証明 |
| 推薦状 | 前職の上司等からの推薦 |
国別の注意事項
中国
| 注意点 | 対応 |
|---|
| 卒業証明書の認証 | 学信網(CHSI)の認証報告が求められる場合あり |
| ビザ発給に時間がかかる場合あり | 余裕を持ったスケジュール |
| 翻訳証明 | 中国語→日本語の翻訳証明を添付 |
ベトナム
| 注意点 | 対応 |
|---|
| 学歴証明書の再発行が困難な場合 | 早めの準備 |
| 送出機関との関係 | 手数料の適正性を確認 |
| ビザ申請の混雑 | ハノイ・ホーチミンの大使館は混雑 |
ネパール・バングラデシュ
| 注意点 | 対応 |
|---|
| 学歴の真偽確認に時間がかかる場合 | 認証済みの書類を準備 |
| 審査が慎重になる傾向 | 詳細な理由書の作成 |
韓国・台湾
| 注意点 | 対応 |
|---|
| 比較的スムーズな手続き | 標準的な書類準備で対応可能 |
| ビザ免除との関係 | 短期滞在で入国し、変更申請する選択肢もある場合あり |
スケジュール管理のポイント
4月入社の場合の逆算スケジュール
| 時期 | やるべきこと |
|---|
| 前年10月 | 採用決定、雇用契約締結 |
| 前年11月 | 必要書類の準備開始 |
| 前年12月 | 認定申請の提出 |
| 1〜2月 | 審査期間 |
| 2〜3月 | 認定証明書の交付・海外送付 |
| 3月 | 現地でのビザ申請 |
| 4月 | 来日・入社 |
ポイント: 1〜3月は入管が最も混雑する時期です。4月入社に間に合わせるには、前年12月までに申請を完了させることが重要です。
認定証明書の送付方法
認定証明書が交付されたら、海外の申請者に原本を送付する必要があります。
| 送付方法 | 所要日数 | 費用 |
|---|
| EMS(国際スピード郵便) | 3〜7日 | 2,000〜3,000円 |
| DHL・FedEx | 2〜4日 | 5,000〜10,000円 |
| 普通国際郵便 | 7〜14日 | 500〜1,000円 |
推奨: 認定証明書は原本が必要なため、紛失リスクの低いEMS又は国際宅配便をお勧めします。
来日後の手続き
| 手続き | 期限 | 届出先 |
|---|
| 住居地の届出 | 入国から14日以内 | 市区町村役場 |
| 社会保険・雇用保険の加入 | 入社時 | 企業が手続き |
| 銀行口座の開設 | 早めに | 銀行 |
| 在留カードの住所記載 | 住民登録時 | 市区町村役場 |
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